創美会とは
全日本氷彫創美会は1976年に氷彫刻において公平かつ誠実で、紳士的な芸術集団を志し創立されました。会員及び海外のアイスカーバー同士の交流と技術の向上をはかり、発表の場をもうけ、氷彫刻界がより発展するよう働きかけています。
会長挨拶
全日本氷彫創美会会員の皆様におかれましては、益々、御健勝にて活躍されている事と存じます。日々の移ろいは早いもので、会の発足より37年の歴史を数えることとなります。先賢の諺に継続は力なりとあります。これも一重に諸先輩方の暖かく尊い御教導の賜物と深く感謝するところです。また、会員の皆様や、関係諸団体、それに、物心両面に、御後援をいただいている高瀬物産株式会社様を始め協賛各社様のおかげと申せましょう。
さて、バブル崩壊以来の不況の到来により、長期にわたる日本経済の停滞の中、氷彫刻の環境も様変わりし、正に智恵を絞って今後の活性化、展望を量るべき、切所と、痛感するところです。何より肝要は、会員の魅力となる未来像を示すことかと存じます。
新しい試みの一つとして、ホームページの立ち上げがあります。国内の会員相互のネットワーク構築はもとより、広く海外の氷彫刻家や、各国の氷彫刻会とのより緊密な交流を含め技術向上を模索し、氷彫展や講習会等の情報をより広範に開示して、より広く参加しやすい環境を整備して行ければと思います。氷彫刻は正に“一期一会”の芸術。その心を大切にして会員の皆様と共に努力して行きたく願っています。
2013年7月吉日 全日本氷彫創美会会長 清水三男
沿革
なぜ、創美会が誕生したかについてですが、当初は、清水氷彫美術(会長の清水が主催する教室)に学んだ生徒さんのみの会でした。会の発足の前、司厨士協会などの氷彫刻展に上級クラスの生徒が参加した際、私の弟子達の作品には全く点数を入れていただけないということがあったのが、きっかけでした。公平に認めてもらえる氷彫刻展を自分達の手で開催しようとのことで始まったのです。その後、他の団体より参加希望があり、私としては喜んで、これを受け入れ、また、司厨士協会との誤解を無くすため、積極的に地方の司厨士協会の会員の技術指導にたずさわり、その中から創美会に入会して下さる方々も多少出てきて、一時は650人ほどになりましたが、現在は約三分の一に減少してしまいましたが、海外の氷彫刻会、特にNICA(米国)とは、折にふれ、協力し合い世界の氷彫刻界の発展のために協力しているところです。
何の世界にも言えることかもしれませんが、誤解、曲解は時に起ることです。大切なのは誠実な行動、説明などを通して人と人とが和解し、共に手を携えて行くよう、工夫することこそ智恵のある者の行うべき道かと信じております。
何の世界にも言えることかもしれませんが、誤解、曲解は時に起ることです。大切なのは誠実な行動、説明などを通して人と人とが和解し、共に手を携えて行くよう、工夫することこそ智恵のある者の行うべき道かと信じております。